ここしかない!と思ってNCWに入りました
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- 渡辺さんはディストリビューターコースの8期で、NCWに通っていたのはちょうど2000年なんですよね。それ以前は何をやっていたんですか。
- 渡辺:
- 大学を卒業してから、全く映画とは関係ない会社に就職をしまして。金属メーカーで営業補佐をやっていたんですけど、1年半ぐらいで辞めてしまいました。その後、派遣社員をやっていたんですが、もともと映画がすごい好きで、映画に関わるようなことができたら素敵だなと思っていた時に友人から、こういう学校があるらしいよってことを聞いて、働きながらNCWに通いました。
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- もともと映画が好きだったけども、映画業界に新卒で入ろうとは思わなかった?
- 渡辺:
- その時は映画が仕事にできるのか全くわからなくて、趣味で好きだったというところですね。それで普通の仕事をしていて、自分のやりたいことと今やっていることはすごく違うなと思い、映画を仕事にしてみるのはどうだろうかと思った時に、NCWのことを知りました。映画の仕事に就くには、まずどんな仕事があるのかってことから知りたいと思って、昼間仕事をして夜(NCWに)通うという生活をしていました。
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- 葉田野さんは11期で、2001~2002年頃NCWに通っていたと思うんですが、それまでは何をやってたんですか。
- 葉田野:
- ちょっとややこしくて、ちらりと業界の仕事をしているんですよ、数か月。そこで、映画マーケットに1回行ってるんですよ。そこはいろんな事情があって辞めてしまったんですけど。その後、人材派遣会社の営業っていう全然違う業界で働いていて、やっぱり映画の仕事をしたいなと思って、映画の仕事いいなと思って。その時に映画はコネだなと思ったんです。そんなに大きい業界じゃないと知っていたし、新卒じゃないので、コネクションみたいので入らないとダメだなと思ったんですよ。いろいろ調べているとNCWを知って、これならいけるかもって。(映画業界の)いろいろな講師の方が来ると書いてあって、そこで何かあるかもと思って入りました。
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- その時、何の仕事をやりたいとというのは明確にあったんですか。
- 葉田野:
- 映画マーケットがすごく面白かったので、マーケットに行きたいなとは思ってました。何でもいいんで、マーケットに行ける仕事に就こうと。
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- 井上さんは27期、ちょうど4年くらい前ですね。比較的最近ですね。その前に何をやっていたかと言うと、学校の先生。
- 井上:
- そうですね、小学校の教員をやっていました。もともと大学も教育学科で、教員になりたいなと思って。でも、一生の中でひとつの仕事を一生続けるぞという気持ちもなく。それで丸4年経った時に、今できることをやってみようと思い、チャレンジしたかった映画業界を目ざそうと思いました。そもそも業界にチャレンジするために、経験もない、新卒でもない、ましてや大学を出てから小学校勤務で、一般的な社会人社会人経験もないところで、映画につながるチャンスはどこなんだろうと思った時に、インターネットでNCWを見つけました。多くの卒業生が映画業界に就職しているらしいということが分かったので、ここしかない、という気持ちでした。